HOMEへ

写真はクリックすると1024×768ピクセルの壁紙サイズの画像がでます

今日の花9月目次へ

前月目次へ

柿も林檎も      高橋元吉

柿も林檎もすつかりいろづいて

うつとりとして枝にぶらさがつている

甘い果汁が身内をひたしてきて

果肉がまんべんなくやはらかになる

成熟するといふことはどんなことなのだ

自分もそんな気配を身内に感じないこともない

茜(あかね)いろの雲など眺めながら

うつとりと枝にぶらさがつてゐたい

そんな気持ちだ


なんといふこともない自然のなかに

落ちるときにぽつとりと落ち

どこといふこともなくひろがり消える

成熟へのねがひといふものは

謂はばこんなふうなものででもあらうか


9月29日

マツムシソウ(松虫草)

9月27日 京都植物園にて

前日へ     次の日へ

今日の花目次へ

マツムシソウ科マツムシソウ属
原産地  日本
花期 8月〜10月
日本の山地に自生しています。高原に秋風が立ち始めるころから薄紫の花を次々に咲かせます。リ〜ンり〜ンとなる巡礼や行脚の僧が持つ松虫鉦の頭部の無数のポッチの形がこの花の形にそっくりなので名付けられたようです。マツムシソウ属は世界中に60種ほど分布しており、近年園芸種が多く作られ、スカビオサ(西洋松虫草)の名で流通しています。

滅びつつ秋の地平に照る雲よ
涙は愛のためのみにあり

                寺山修司

スカビオサ(西洋松虫草)   マツムシソウ属  春咲き種、秋咲き種、四季咲き種
最近は春咲き品種がオーストラリアで作られ流通しています。

春咲きスカビオサ(オーストラリア原産)。 淡路島夢舞台にて