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夏は来ぬ 相模の海の南風に
わが瞳燃ゆ わが心燃ゆ

             吉井 勇

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ガーデンミュージアム比叡にて


ベロニカ・ロンギフォリア

大阪万博記念公園・夏八景にて

7月21日

ベロニカ・テウクリウム
      (クレーターレイクブルー)


ゴマノハグサ科ベロニカ属
原産地 欧州〜アジア東部
別名 クリーピング・ベロニカ
花期 5月〜8月 寒・高地ほど遅い
秋から冬にかけては横に茎をのばすが、春になると花茎が直立して青い花を穂状に咲かせる。
ベロニカ属は世界に300種ほどあり、日本には、約20種ほどあるそうです。
 ベロニカの園芸種として、長い花穂が直立するロンギフォリア、その矮性種のスピカタ(別名ヒメトラノオ)、這い性のペドウンクラリス(オックスフォードブルーなどの品種)などが出回っています。

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京都府立植物園にて


ベロニカ・スピカタ

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変な話だが
母さんはときどき少女になる
いなかでよくこうしたわ
そういいながら きょうは
生のきゅうりに塩をかけて食べた
青い音を かりかりたてて


お行儀がわるいわね うふん
母さんは
ちょこんとかたをすくめて笑った
そこに少女がいた
明るいいきいきした少女がいた


庭のさるすべりの木に
母さんがつくったぶらんこがある
母さんものる
わたしたちに負けない
ぶんぶん思いきってこぐ
大波 ―― 小波 ――
そこにおちゃめな少女がいる


母さんの玉手箱には貝がらがいっぱい
わたしにもわけてくれたが
それでも海への夢をさそう
きれいな貝がらがいっぱい
母さんは ときどき
手の中でからから鳴らす
そこに遠い目をする少女がいる


ときどき父さんと戦争をする
気まずいことがしばらくつづく
しょんぼりする母さん
そこにものがなしそうな少女がいる


けれど だいたい
母さんの中に少女がみられるときは
幸福そうなときだ
きょうは生のきゅうりをかんで
夏をかんだといった
なんとさわやかな母さんだ
母さんは ときどき少女になる
さまざまな少女になる
 

母さんはときどき少女になる   三越左千夫