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10月28日

アゲラタム

キク科アゲラタム属
原産地 メキシコ、ペルー
花期間 6月〜11月(植付時期による)
矮性と高性があり、花色は青紫・白・桃など
花期間が長いので、花壇のグランドカバーや寄植によく使われています。
よく似た花にアオバナフジバカマがあります。

    後 光   榎本栄一

   私の一生は
   傷だらけであるが
   この傷から
   しみじみと手が合わされるような
   後光がさしてくる

陸の風 海の風    丸山 薫

停泊10日間
朝ごとにあけ放す舷(ふなばた)の窓から
「お早う」と明るい挨拶をしながら
辷(すべ)り込んできた陸の風よ

まるで買物籠をさげた
市場がへりの姑娘(クーニャン)のやうに
果物や野菜の匂ひをいっぱいにさせ
おれの眼ざめを訪れた陸の風よ

おれと一緒に終日(ひねもす) 船で暮らし
おれと一緒に終日(ひねもす) 港の街を歩き
おれと一緒に夕暮 船に帰ってきた
快活な妻のやうだった陸の風よ

だが 今日 お前ともお別れだ
ごらん 揚錨機(ウインドラス)の響(ひびき)が止んで
船はもう舳(へさき)をまはしてゐる
船尾は航跡(ミルキィウェイ)を引きはじめた

陸はしだいに遠くなってゆく
お前の姿もみるみる蒼(あお)ざめる
さらば 厦門(アモイ)よ コロンス島よ 燈台よ
さよなら 陸の風よ

こゝはもう東支那海への出口だ
そろそろ船は縦揺(ピッチング)する
どうやら下甲板の窓をば
浪の奴が覗き込むころだ

おれは階段をおりて
窓のネヂをしっかと締め付ける
お前のいなくなった船室に
いま おれは海の風とゐる

10月15日 兵庫フラワーセンターにて

アオバナフジバカマ

キク科コノクリニウム属
原産地 北アメリカ中部・南部
花期間 7月〜10月
学名 コノクリニウム・コエレステイヌム
別名 ムラサキフジバカマ、ミストフラワー
また旧属名でユーパトリュームともいいます。表示がないと高性のアゲラタムと区別がつかないほどよく似ています。時々、矮性のものが寄植えで使われています。


 マッチ擦るつかのま海に霧深し
 身捨つるほどの祖国はありや

                 寺山修司


10月20日 京都植物園にて